1日あたりのカフェイン摂取量の目安と、なにげに紅茶のカフェイン量が多い話
新聞記事に、飲み物のカフェイン含有量が掲載されていた*1
記事の主旨は、エナジードリンクのカフェイン含有量が多いことへの注意喚起だったのだが、比較として各種飲料のカフェイン含有量も載っていて、紅茶のカフェイン含有量が思っていたより多くて驚いた
記事によると、カップ1杯(150㎖)あたりに含まれるカフェインは
コーヒー 90ℊ ★★★★★★
紅茶 45ℊ ★★★
煎茶、ほうじ茶、烏龍茶 45ℊ ★★
コカ・コーラ、玄米茶、番茶 15ℊ ★
ココア 10ℊ ☆
レッドブル 48ℊ ★★★☆
モンスターエナジー 60ℊ ★★★★
紅茶1杯とレッドブルが同じくらい
カフェインを摂り過ぎないよう、コーヒーは多くても1日1杯だけにしているけど、紅茶はポットで入れると2~3杯になるから、結果的には紅茶のほうが摂取量が増えることになる
ほうじ茶も3杯飲めばコーヒーと同じだ
対して意外に少ないと思ったのが烏龍茶
紅茶よりカフェインがあると思っていたが、煎茶やほうじ茶と同じくらいである
ただ、コーヒーもお茶もココアも、入れ方によって含有量は変わるそうだ
コーラやエナジードリンクも、種類によって異なる製品もあるらしい
日本ではカフェイン摂取量の基準はないが、カナダ保健省からは目安が公表されている*2
- 健康な大人は、1日あたり400㎎(コーヒー1杯(150㎖)なら4~5杯まで)
- 妊婦や授乳中の人は、1日あたり300㎎(コーヒー1杯(150㎖)なら3杯程度まで)
- 10~12歳の子どもは、1日あたり85㎎(煎茶1杯(150㎖)なら3杯弱まで)
- 7~9歳の子どもは、1日あたり62.5㎎(煎茶1杯(150㎖)なら2杯程度まで)
- 4~6歳の子どもは、1日あたり45㎎(煎茶1杯(150㎖)なら1杯程度まで)
子どもの水分補給は、麦茶やルイボスティーといったノンカフェインのものが良さそうだ
カフェインには心臓の働きを強めて気管支を広げる効果があったり、コーヒーにはがんを抑える効果があったりするが、それは適度な量を摂取した場合の話
過剰摂取すると、脳や中枢神経系が過剰に刺激され、めまい、興奮、不安、吐き気、胎児の発育阻害といった影響がある*3
冷たくて飲み干しやすいエナジードリンクだとイッキ飲みしがちなので、血中のカフェイン濃度が急上昇しやすいことも問題になる
コーヒーだけではなく、紅茶やお茶も適度にして、ハーブティーや白湯も取り入れるようにしたほうがよさそうだ