山栗日記

日々のできごと、随想、旧暦の観察記録

お財布を新しくすることにした

財布

正月早々に高熱で寝込んだ

その病床で、財布を新しくしようと思った

 

おととしの年末に身体のトラブルが見つかり、その後ぽろぽろと様々な不調があらわれ、去年は病院通いが続いた

年が新たになれば厄年も終わるかと期待して新年を迎えたが、三が日が終わる前に発熱となった

厄年は終わってはいなかった

また今年も医療費がかかるのか

 

病にかかると医者にかかるので金がかかる

 

“かかる連鎖”は、金運が悪くなっているということでもあると、熱にうなされながら思った

 

財布を新しくすれば、金運が良くなるのではないか

そう信じたい

風水でも財布と金運の関係について説いていたような気がする

 

もはや神頼みの境地である

 

病が続くのは、なかなかにつらいのだ

 

ただ、私は物持ちがおそろしいほど良く、使える物を処分するのが苦手なのだった

まだ使える財布があるのに財布を新調することにためらいがあって、熱が下がってもすぐには財布を買いに行くことができなかった

 

そして、ぐずぐずと思い悩んだ

 

昨年は、体調以外にも仕事や生活など様々な場面で思うに任せぬことが多々あり、出費ばかりが続いて蓄えをかなり減らしてしまった

 

完全に金運が悪くなっている

 

そして、その状況は年が改まったにもかかわらず、一向に改善する気配がない

昨年からの病院通いも、仕事や生活のことも、終わりが全然見えてこない

一月は終わろうとしているのに

 

悲しい

 

財布を変えようと、改めて思った

 

ちょうど街へ出かける用事があったので、ついでに財布もさがしてみた

そうしたら、気に入るのが見つかったのだ

 

そんなすぐにいいと思える財布が見つかると思っていなかったし、お金がない状況で財布を買うこともためらわれた

 

しかし、生活に関することで悩みが深くなる出来事があり、財布を新調する決断をした

 

春に財布を新調するのは、縁起が良いらしい

財布が「張る」とのことである

おやじギャグではないのか

だが、立春旧正月の今はまさに好機

この際、担げる験は全て担いでおきたい

 

これを機に気分も一新して、流れが変わってくれることを期待している

 

そして財布がレシートで張らないようにしたい