久しぶりにきっぷを買って思い出した感覚
久しぶりにちいさいきっぷを買った
ちいさいきっぷというと意味不明な感じになるが、昭和世代にはおなじみのふつうの大きさのきっぷのことである
JRでは、東日本管内で乗車して東海管内で下車するという利用をする場合、Suicaを使うことができない
そのため、券売機できっぷを買ったらちいさいきっぷが出てきて懐かしかった
紙のきっぷ自体は、周遊きっぷとか特急券とか18きっぷとか、なんやかんや使う機会があるが、そういうきっぷは大判なのである
だけど本題はそれではなく、その次である
券売機で買ったちいさいきっぷで自動改札を通ってから、
「失くしそう、どこにしまうかな」
と思ってから
「この感覚、久しぶりだわ」
と思った
最近というか、もう何年も、電車に乗る時は主にカード型のSuicaを使っていて、定期券入れかお財布に収納しており、鞄の中の定位置もあるので、しまう場所に迷うことはほとんどない
今でもちょくちょく使う機会のある大判のきっぷは存在感があるので、適当な場所にしまっておいても他の荷物に紛れてしまう可能性は低い
ところがちいさいきっぷは、鞄の中に適当にしまっておくと、改札から出る直前になって「ない!ない!!」と鞄の中をがさごそする可能性が高いのだ
それなりの回数、これまでにやってきた
そのことを久しぶりに思い出した
ちいさいきっぷを使うのはいつ以来だろうかとしばらく考えたが、一向に思い出せない
5年以上前に回数券を使っていて、その回数券はちいさいきっぷだった
その後に使う機会があったとしたら地方へ旅行したときだが、18きっぷだったり長距離きっぷだったりしたような
次にちいさいきっぷを買うのはいつになるだろう
もうないかな
この感覚は年を重ねたからこそできるもので、若いころは思いもかけなかったような感覚が味わえると思うと、今後が楽しみである