日本橋『茶論』で充実の茶道体験
生活に抹茶を取り入れたいと思っていて、「おいしい抹茶の点て方」が知りたくてネットサーフィンをしていたら、日本橋の髙島屋に2018年9月、中川政七商店によるお茶のお店『茶論』が開店したという記事があった
中川政七商店(なかがわまさしちしょうてん)といったら素敵な和雑貨を扱っていて、贈り物を探す時なんかにお世話になっている
ほほぅと思って茶論(さろん)のサイトを見ると、茶道具の販売や喫茶コーナーに加えて、茶道の稽古を催しているとのことであった
要するに、中川政七商店による茶道スクール(稽古)が、日本橋髙島屋内の店舗で行われるのだ
今のところ茶道にまで手を出すつもりはなく、抹茶をおいしく点てられるようになりたいだけなのだが(▶ おいしい抹茶を点てたくて - 山栗日記 )、その点てるだけを教われる場所がなかなかない
ところが、茶論では体験稽古を開催しており、その中で自分でも茶を点てるとある
とにかく一回きりでも“点てるだけ”を教われるかもしれないと思い、参加してみることにした
体験料が3,000円+税で悩んだ末の申し込みだったが、満足の体験内容で、妥当な金額だったと思っている
場所は、日本橋髙島屋の新館
地下鉄の日本橋駅からすぐなので雨でも濡れる心配がなく、さすが老舗の百貨店である
いなかっぺの私は、おハイソな雰囲気におののく
内容
- 講師によるお点前(お菓子と薄茶をいただく)
- お茶の歴史や茶論の稽古についてのお話
- 薄茶の点て方を教わる
- 実際に自分たちで点てていただく
写真は、体験開始前、着席した時に出された香煎(こうせん)と、開始後、講師が点てたお茶をいただく前に出たお饅頭
奈良に本店を置く中川政七商店だけあって、菓子は奈良の菓子屋『樫舎』から取り寄せているそうだ
よかった点
- 持ち物不要 レジメも筆記用具も用意されている
- 講師が目の前で茶を点ててくれる
- 少人数制で狭いスペースなので、間近で見られる
- 講義が45分程度の適度な長さで、体験にしては充実した内容
- 抹茶の点て方を教わり、実技の時間もある
- 講師の方が若く、へんな堅苦しさがなくて楽しい雰囲気
悪かった点
- 特にない(テーブル席、茶釜ではなく電気ポットなど現代的な部分が多いので、古典的な雰囲気を感じたい人には不向きだが、私には気楽でよかった)
最後に自分で点てた薄茶
お干菓子とともにいただく
期待値が低かったのか、体験の結果はかなりの高評価
抹茶の点て方を学びたかったので、それが達成できて満足している
手前味噌だが、なかなかおいしく抹茶を点てることができた
また、抹茶の点て方に正解はないことを知るきっかけとなった
おいしく抹茶を点てられるようになりたいという人や、茶道の雰囲気を感じてみたい人にはおすすめの体験だと思う
++++++++++