山栗日記

日々のできごと、随想、旧暦の観察記録

初めての田植え

田んぼ

人生初の田植えに挑んできた

長年、お米を作りをしてみたいと思っていて、いつかいなかに越したらやろうと思っていたのだけれど、なかなか越せないし、念願かなってマイ田んぼを持てたとしてもやり方が分からないから、田んぼのオーナーになることにしたのだった

 

ゆるい雰囲気の田植え会で、いろいろ好きにやらせてくれて、とっても楽しかった

100㎡ほどのかわいらしい田んぼで、半分を手植え、半分を機械植えにしてみた

 

まずは手植え

苗を持った手をぷすっと水田に入れると、水がお湯のように温かくてびっくり

冷たいかと思っていた

泥々の手触りもよく、手植え気持ちいい

 

苗を3~4本ずつ植えていく

苗が多すぎると、葉が茂るばっかりで実がつかないそう

多ければいいってもんじゃないみたい

地元の集落のおじいちゃんが見本を見せてくれるのだけど、すいすいとベテランの植えっぷりを見せてくれた

 

続いて機械植え

田植え機なんて触ったこともなく、他の人が扱いに手こずっているのを見て「私には無理かも」と思い、つれからも「やめといたほうがいいんじゃないの」と言われ、少しひるむ

だがしかし、いつかマイ田んぼを持った時のために田植え機が使えるようになっておきたいという野心家の私は、この日なら地元のおじちゃんの厳しい指導のもとで田植え機の使い方が習えるというチャンスを逃すわけにはいかない

やります

 

そうしたら、地元のおじちゃんからお褒めの言葉をいただくほどの田植え機さばき

ふふん、どうだ

事前に他の人が使っているのをじっくり観察した甲斐があり、思っていたよりはスムーズに使えた

列が少しくねくねしたけれど、初心者にしては悪くない出来かな

 

お昼ごはんは、集落の方たちが用意してくれた山菜づくしの料理

昼食

ニセアカシア(ハリエンジュ)の花やヤマブドウの若葉の天ぷらなど、初めて食べる食材も多くて、もりもり食べた

 

地元のおじいちゃんによると、このあたりでは、かつては旧暦の五月の節句あたりが田植えの目安だったそう

田植え=ゴールデンウイークだと思い込んでいたけど、地域や時代によって違うのね

こういう貴重な話が聞けるのも楽しかった

 

植えたお米はあきたこまち

秋の収穫が今から楽しみ