山栗日記

日々のできごと、随想、旧暦の観察記録

【二十四節気】小満

あやめ

小満

すべてのものがしだいにのびて天地に満ち始める

出典: こよみ用語解説 二十四節気 - 国立天文台暦計算室

 

今日から芒種の前日である6月4日(旧暦 閏4月13日)までが、二十四節気小満の中気である

 

今年は前年まで住んでいた南関東よりも春の訪れが遅い土地に暮らしていて、桜の開花はひと月ほど遅かった

ところが、桜の開花と前後して一気に花が咲き始め、どどーんと春がやってきた

 

そして立夏の間は、好天で暑いくらいの日が多く、あっという間に初夏に突入した感じだ(ただ、一日の中での寒暖差が大きく、朝晩は冷えてストーブを使いたくなる日もあり)

 

立夏になってからりんごの花が満開を迎え、今は葉が青々としている

芍薬はそろそろ見頃を過ぎ、つつじやあやめが見頃を迎えている

 

山も新緑が清々しく、遠くからでも所々に藤が満開なのが見える

 

夜になると、ゲコゲコかえるの大合唱

 

この土地に暮らしていると、“すべてのものがしだいにのびて天地に満ち”ているのが、全身で感じられる

自分ものびのびした気持ちになる

 

もともと立夏前後の季節が好きだが、今暮らしている土地は、その季節を存分に体感できて素晴らしいとつくづく思う

何かとストレスが溜りがちな今日この頃だけど、散歩をするだけでかなり発散される

引っ越してきて、本当によかった

今のところは、都会にはもう戻れないなと思う