山栗日記

日々のできごと、随想、旧暦の観察記録

【二十四節気】清明と【旧暦】三月一日

桜

清明

すべてのものが生き生きとして、清らかに見える

出典: こよみ用語解説 二十四節気 - 国立天文台暦計算室

 

今日から穀雨の前日である4月19日(旧暦3月15日)までが、二十四節気清明の節である

 

さらに今日は、旧暦の三月一日でもある

太陰暦の三月と、太陽暦二十四節気)の三月のはじまりが重なった

松村賢治氏によると、太陰暦太陽暦の季節の一致やズレが、実際の季節の変化と合うということなのだ*1

たとえば、年内立春(▶ 年内立春 - 山栗日記 )という年は、暦上では立春が冬のうちに来ており、春になってもまだ寒い、つまり春になるのが遅くなるのだという

今年はもともと暖冬だったこともあるのか、暖かくなる日が早くからあったが、桜が咲いてからも冬コートが必要な日があったので、そういうことなのだろうか

 

今年はこれから、太陰暦の四季が太陽暦の四季より少しずつ早まってくる

それが実際の季節にどう現れてくるのか、観察をしてみるつもりだ

 

私が住む地域では、春分の間にソメイヨシノが満開となった

先週末に見ごろとなったが、冬のコートが必要なほどの寒の戻りもあり、まだ見ごろが続いている

今年の桜は、開花してからも寒い日が何度かあり、長く桜が楽しめている

葉が出始めた木もあるので、今週末あたりは桜吹雪になるだろう

 

啓蟄には見られなかった虫も出てきた

ちょうちょやてんとう虫に混じって、あのGも!

夜道を歩いていたら、じっとGが固まっていた

私も固まった

 

そして数日前からツバメも飛んでいる

さすが、食べ物(虫)が出始める時期が分かってらっしゃる

*1:松村賢治2010『旧暦と暮らす スローライフの知恵ごよみ』文藝春秋