山栗日記

日々のできごと、随想、旧暦の観察記録

前に進みたくなった本

朝起きて、なんだかむしゃくしゃする

子と夫はまだ布団の中でぐーぐー

気晴らしに一人ドライブに行くことにした

久しぶりの一人での外出

チャイルドシートの様子を伺わずに、ぐんぐん運転できる

爽快

 

この数ヶ月、一日の大半を子と二人で過ごしている

今の土地に知り合いはほぼおらず、新型コロナウィルスのせいもあって、夫以外の大人と会話する機会は月に数えるほど

人と会わなくて全然問題なし、むしろ余計な気遣いが不要で気楽だと感じる性格なので、この状況が快適だったりもする

だから、同じ状況の人に比べてストレスは少ないと思ってる

 

けれど、この日はどうにも気持ちがもやもや

 

その理由のひとつが、この本かもしれない

本

探検家が子どもとの関わりについて書いたエッセイ

文章が面白くて、ついつい引き込まれる

読みながら、声に出して笑ってしまう箇所も

 

探検家なので、幼子を妻に任せて長期間グリーンランドへ探検に行ったりする

それに影響されて、自分も夫子を置いてグリーンランドへ行きたくなったわけではない

そうではなくて、子とべったり過ごす以外に、何か活動をしたい気持ちになってきたみたいなのだった

 

そもそも、おうち時間が好き、出かけるのも大好きな性格

産前は、家でも外でもあれこれ楽しんでいた

 

子ができて、それがかなり制約されるようになった

子との生活が充実して楽しいから、そのことに不満はあまりない(多少はあるけど)

なのに、この本を読んだらむずむずしてきてしまった

 

おそらく、子がいる生活にも慣れてきて、少しずつ余裕ができてきたこともあるのだろう

あれこれやりたい気質がざわつき始めた

 

だけど、まださっと動けるほどの余裕はない

加えて、自分ではこうしたいと思っているのに諸々の事情で進めることをためらっている案件がいくつかある

そしてこの長雨で、鬱屈している

 

それで、どうにもむしゃくしゃしちゃった感じ

 

この本と1時間にも満たないドライブで、スイッチが切り替わった気がする

 

そろそろまた前に進む準備を始めてみよう