山栗日記

日々のできごと、随想、旧暦の観察記録

年間計画を立てるのに二十四節気が役立つ

菊花

今年から旧暦を意識してみようと思って、ブログの記事にもしている

旧暦に興味を持つようになった理由はいくつかあるのだが、入り口は二十四節気だったかもしれない

そして、二十四節気は色々な年間の計画を立てるのに役立つような気がしている

 

今はお休み中なのだけど、一時期、畑をやっていた

タネを畑に直播きし、農薬は使わないことにしていたのだが、そうするとカレンダーと天気予報とにらめっこなのだ

なんでかと言うと、春早くにタネを播くとせっかく出た芽が霜にやられてダメになり、遅すぎると雑草や虫に負けてしまう

タネを播く適期は短い

 

さらに天候も大事で、雨の日に畑仕事はできないし、タネを播いたら適度な雨がほしい

勤めているので、その勤めと天気と播き時との調整で、そわそわしっぱなしだった

 

タネの播き時は地元の年配者たちに教わりながらやっていたが、畑仕事の計画を立てるために、その地域の季節の移り変わりが分かるようになりたくて、カレンダーと天気予報を意識的に見ていた

 

その時に気づいたのが、二十四節気だった

前から立春とか夏至とかの存在は知っていたし、冬至にかぼちゃを食べることもしていたが、二十四節気について理解しようとしたことはなかった

季節の変化に注意するようになった頃に、各節気の意味が書かれた何かを目にして、「けっこう当てはまるかも」と思ったのだった

 

それから、二十四節気と季節の変化に注意することにしてみた

そうしたら、季節の変化を捉える目安になると分かったのだ

 

二十四節気の意味については、中国のものだから日本の気候には合わないと言う人もいる

同意しないでもない

日本国内でも、地域によって季節の到来には差があるし

 

だけど、季節の変化の目安になり、間隔も適度で、畑仕事の計画を立てるのにちょうどよい

それに、やっぱり立春を過ぎると春を予感させる気候になるし、あながちズレているとも言えない

地球が太陽の周りを一周する公転に基づいて日にちが決まるので、太陽暦である新暦とも相性がよい

 

畑をやっていなくても、「そろそろ春服の用意をしないと」などと季節変化を考える目安になる

だから、飲食店や洋服店、小売業、それ以外にも季節変化に影響を受けることをしている業界の人にとって、二十四節気は年間計画を考える目安として便利だと思うのだが、どうだろうか