山栗日記

日々のできごと、随想、旧暦の観察記録

【旧暦】六月一日

庭梅カ

今日は旧暦の六月一日

月の暦の上では、晩夏になる

 

これからの時期、古くから行われている祭事では、新暦の日付に移して開催されているものと、旧暦の時期を踏襲して開催されるものとが入り乱れる

例えば、お山開き、七夕、お盆、夏越の祓

 

富士山のお山開きは、かつては旧暦の七月一日に行っていたのが、新暦の7月1日に行われるようになった

新暦の7月1日は、本州では梅雨の只中である

私が住む地域では雨の得意日で、じとっとした梅雨らしい日になることが多い

富士山だってだいたい似たような天気で、山に登りに向いている時期ではない

静岡県側なんて、まだ雪があって登山道が開通しない年も多い

 

行事の時期が変わったと言っても、もはや現代の人にとっては大きな影響はなく、行事が残っているだけでもよしとすべきなのかもしれない

それでも、本来の意味は後世まで伝わってほしいというのが、僅かながらも歴史に携わる者として思うところである